眼鏡補聴器で失敗しないポイント

②雨の日の運転「怖い」「見えない」の解決案~度数・目の使い方~

薄暗い雨の日、見えにくくなる!っていう方が

 

増えてる気がします

 

普段は眼鏡を使わない視力1.0以上の人たちでも

 

雨の日や薄暗くなると見えなくなる

 

うちのお店にも相談に来てくれる人多いです

 

 

で、雨の日の薄暗さを再現した状態で

 

視力測定してみると、普段は1.0だけど

 

0.5程度にまで下がっていることがあります

 

相当視力落ちるので、ご本人も相当怖かったと思います

 

遠くが見えないので、路地から子どもや自転車が飛び出してきても

 

見えないので反応できません。

 

気付いたら、目の前という状況です

 

その方は、雨の日や薄暗い時間でも視力が1.0以上でるように

 

眼鏡の調整、目の使い方の練習をして

 

今ではかなり不安の減った状態で運転ができています。

 

 

1.見えない事が危ない理由

 

「見えないから危ない」

これなんですけど

 

見えないから危ないって、本人が0.5の視力でも

見えてるって思いこんでたら…

 

裸眼で0.1しか見えない人なら、

0.5でかなり見える世界ですからね

 

危険に気づくって2つの段階があります

 

無意識的注意の選択によって

「このお店行きたいな」

「あ、子どもがいるな」

「雨降ってるな」

「車が止まってるな」

みたいなのがぐるぐるめぐって

 

意識に上がってくるのが、

この中で運転中危なそうなもの

「あ、子どもがいるな」が意識に上がってきます

 

少しゆっくり走ろうかなって感じで

行動に移す準備ができるんです

 

この無意識の注意選択に、

遠くを見るための視力0.7以上が必要です

 

運転してると、景色が次々に流れて

全てを意識で処理していたら

間に合わなくなるので

無意識が必要な情報を選んでくれます

 

視力が足りず、注意選択がうまく

機能しなかったときに

「気付いたら目の前に」ってことになりかねません

 

 

2.検査確認内容

 

雨の日や薄暗い時間帯に運転怖いっていうのが

一番わかりやすい危険信号です

 

みんなこんなもんだろうって思ってしまわず

検査で確認したほうがいいです

 

当店で行うのは、

 

機械で大まかな目安の度数を測定し、

つけ外しが可能なレンズで微調整していきます

 

ここで視力に問題がないからと、そのままの度数で作ると

 

失敗することが多いようです

 

瞳孔径を測定し、今度は光への反応

 

目の周りの筋肉の使い方と、苦手な動かし方の確認

筋肉の強さと、大まかな耐久力の確認

両眼視検査も両目をどのように使っているかっていうのを

見ていきます。

 

意外と多いのが遠くはうまく使えてるけど

上から左下に視線を移すときに、両眼視がうまくできない

って人が多いです

 

こんな時に怖いのが、

ルームミラーで後続車を確認した後に、

助手席側から来る人や車への反応が遅れやすいってとこです

 

 

3.解決策を考える

 

たまに夜間運転用に黄色のレンズが入った眼鏡を

 

つけている人がいます

 

ネットで調べて自分で買った人もいれば

 

「眼鏡屋さんで勧められました」って

 

このレンズは、びっくりするくらい逆効果に

 

なる人もいるので使う人を選ぶレンズです

 

 

合う人には合うんですけどね

 

 

解決策としては、

 

雨の日や薄暗い時間に使いやすい度数を探る

 

自分の目の使い方の特徴を知り

どんな状況で特に注意が必要か知っておく

 

というのが重要ですね

 

そして、目の使い方で目の周りの筋肉があり過ぎるのか?

逆に弱過ぎるのか?によって

体操を考えたり、

背骨(頸椎、胸椎)の動きと

目の動きの連動性を高めてあげたり

皮膚の動かし方の指導をしたりします

 

あと、目の使い方と直接は関係しないのですが

 

フロントガラスやミラーが汚れていると

 

見えなくなるのと

 

ワイパーも定期的に交換しないと

 

水の線が残ってしまって視界を遮りますからね

 

定期的なメンテナンスが必要です

 

 

4.まとめ

 

雨の日や薄暗くなると見えにくくなる人は、

 

検査に来てくださいね

 

一般的な視力だけで判断するのではなく

雨の日や薄暗い状況を再現したときの視力、

よく聞く両眼視だけでなく、

両眼視と首の関係の確認

 

 

そして、車を定期的にメンテナンスや洗浄

 

見るための準備としても重要です

安全で安心できる運転を自分もですが、

大切な人の為にも、教えてあげてくださいね

 

 

 

 

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店長タカダ

指宿出身指宿育ち子どもは2人。病院と介護施設で理学療法士をしていたが、メガネに救われ苦しめられ、また救われ眼鏡屋さんになりました。視力検査も好きですが、似合う眼鏡を一緒に探して「これだっ!」を聞けたら幸せな気分になります。

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